信頼ある窯元とつくる萬古焼

IWANOの萬古焼商品は三重県萬古焼の伝統を受け継ぐ職人さんにより 一つ一つ手作りで仕上げております。
土の混ぜ合わせから完成まではかかる時間は2週間。
焼く工程だけでも750度に温めた窯で焼く素焼きと1,200度で15時間かける本焼成にわかれており、一日に焼ける数は数十個です。

焼く工程ではその日の天気により窯のレンガを一つ抜いたり
職人さんによる繊細な微調整が入ります。
ひとの手で真心こめて作りこみ自然素材の特徴を最大限にいかした
ひとのあたたかみがある焼き物です。

- 萬古焼 -

萬古焼は、江戸時代中期に桑名の豪商・沼波弄山(ぬなみろうざん)が現在の三重県朝日町小向に窯を開いたことに始まります。 沼波弄山は自身の作品がいつまでも変わらず残るようにと「萬古」または「萬古不易」の印を押しました。
それが萬古焼の名前の由来といわれています。
陶土などの資源が乏しい土地で、先人たちは技術力を磨き、研究を重ね、各時代のニーズを敏感にとらえて様々な製品を作り出してきました。
努力と工夫で300年の間、萬古焼の伝統を繋ぎ、日本有数の陶産地として発展してきたのです。

土を練る

急熱急冷に非常に強い特性がある耐熱の粘土と土を混ぜ合わせ、空気を抜きながら粘り強い粘土を生成します。しっかりとした良い製品を製造する為の一番大事な工程とも言えます。

成形

陶土を製品とほぼ同じ形状に成形します。IWANOの萬古焼製品は石膏型に陶土を入れて、回転式の水ゴテ機にセットし成形しています。成形用のコテも職人の自作です。製品の形状を左右するコテは、鉄板と木を数ミリ単位で研磨して作られるため職人の繊細な技が求められます。

型から抜く

乾燥し型から抜ける硬さになったら、タイミングを見極めながら慎重に生地を抜きます。

削り装飾

ほどよく乾いた生地にひとつひとつ職人が削りを入れ、形を作ります。うれし炊きのように、取手やつまみなどがある製品はこの段階で接着します。最も職人の腕が試される工程です。

磨き

素焼きに入るまでの最後の仕上げです。乾いた生地についたカスやバリを取って表面全体を磨き、 綺麗な製品に仕上げる大切な工程です。

素焼き

絵付けや釉薬などの作業をしやすくするために750度の窯で生地を焼きます。焼くことで生地が丈夫になり、作業がスムーズになります。

撥水

窯で焼く際に釉薬(うわぐすり)が底についていると、たな板と付着して取れなくなります。それを防ぐため、釉薬が不要な部分には撥水剤を予めに塗ります。

釉薬

釉薬をかけます。釉薬をかけることで色 、ツヤはもちろん、防水や割れにくくする効果があります。

本焼成

釉がけの工程が終了したら最後の本焼成です。1200度で15時間程かけて焼成します。焼き上がり後は20時間しっかり冷ませば完成です。

こうして窯元の職人が一つ一つ手作りで仕上げ、
2週間という時間をかけ
IWANOの萬古焼製品が完成します。
手仕事ならではのそれぞれの表情をみせ
一つとして同じものはありません。
窯元の職人とIWANOがあなただけのひとつを届けます。